今、鰻のんでます。 体を張った芸をみせる、我らがSamタン。ウソ。 |
気つけば、もう6月。一年の半分が過ぎ去りました。どんな半年でしたか?
私は「右向いて左向いたら水無月」と言った印象。
公約通り、我らがLee Pace出演の『リンカーン』も鑑賞したのですが、いまだ感想をUPできておりません。
忸怩たる思いです。ゴメンおとっちゃん。
そうそう、大親友Mちゃんが、SPNデビューしてくれました!
しかもMちゃん、私と同じくSam好きとのこと♪一粒で2度おいしいニュースとは、まさにこのこと。
今までSPNはおろか、海外ドラマで盛り上がれる友人が皆無だったので嬉しい限りです。ありがとう!Mちゃん。
というわけで久しぶりに初期のSPNをチョイチョイ観返しております。
とは言え、誰に頼まれたわけでもなく『SMALLVILLE』のエピガイづくりに猪突猛進&粉骨砕身な状態で
好きなエピの好きなシーンだけという、究極のつまみ食い状態なのですが。
そんなわけで、初期SPNの中でも、個人的に傑出のエピ2x14の、個人的に傑出のシーンを振り返ってみます。
題して『メモリアル・オブ・黒いSamタン』
■誘惑して
■フラれて
■実力行使して
■優しく恐喝して
My daddy shot your daddy in the head. |
■文字通り黒くなり
■逃げたと見せかけて襲い
■捕まったと見せかけて襲い
■いたぶり
...deep down, you know that you can't save your brother. |
■鰻の踊り食いを強要され(ウソ)
■鰻効果で、めでたく互いをねぎらう仲睦まじい兄弟に元通り。
自分の何がビックリって、無声映画状態でも、サムの口の動きだけで台詞が再現できるということ。
我ながら相当リピート鑑賞したんだなぁ。
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Deanを演じるJensenは、磨き抜かれた巧みな演技力と繊細な感性で、一度観ただけでもハッと目を引く、スキのない確かな表現力で魅せてくれます。
Samを演じるJaredは、同じく確かな演技力と感性を持ちながら、Jensenのような華やかさとは好対照に、観れば観るほどに奥深い演技で、噛めば噛むほどに鑑賞者の内面で静かな感動がうねり出す表現力、そんな感じでしょうか。
お互いの表現スタイルが対照的だからこそ、JaredとJensenの間で煌めくケミストリーが生まれ、二人の演技を更に高めているのかもしれませんね。
それにしても、このエピでのJaredの演技力には息をのみます。Samを演じるMegとしての演技、そしてMegそのものとしての演技。初代Megを演じたNicki Aycoxの演技を精緻に観察し、自分のもとして消化し、演技に転化してみせたJaredの研究心には頭があがりません。
この後も、Samが身体を乗っ取られる度に、乗っ取った役柄の演者の演技を、上面だけでなく内面まで深く掘り下げて再現しているところなど、短時間でどんどん撮影を消化していかねばならにTVドラマで、よくぞここまで!と瞠目です。
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SPNに対する個人的な印象としては、Season4以後、大綱を失くしたような感が否めません。支柱のない物語を、優秀な演者とスタッフで何とか支えているように感じております。それでもSeason7までは本国放送を追っかけ視聴していたのですが、Season8に至っては、エピガイを読ませて頂いて、興味を引くエピだけ視聴する状態に。
もちろん、面白いと唸るエピはSeason4以後もあるのです。ですが、エピとエピを繋ぐ手綱が、ところどころ断絶していたり、或いはワンシーズンを貫く主旨そのものが希薄になっているように見受けます。
めでたく、シーズン更新も決定。新シーズンに期待します。