2012年4月25日水曜日

Taylor Kitsch(テイラー・キッチュ)のプロフィール




俄然アツくなってまいりました、テイラー・キッチュ熱。

早速、彼のプロフィールを簡単にまとめてみました。


テイラー・キッチュは、カナダはブリティッシュコロンビア州の都市、ケロウナ出身。
1981年4月8日生まれの、現在31歳。

『コベナント』より
元々はプロのアイスホッケー選手を目指していたものの、膝の故障で断念。 2002年にIMGとのモデル契約と演技の勉強のため、ニューヨークに渡米。

ニューヨークでは、栄養士とパーソナル・トレーナーの資格を取得。キッチュにトレーナーに就いてもらえた暁には、「通う前にダイエット完結せなアカン」という、本末転倒な乙女心が発動してまうこと必至です。
なんとニューヨークでは暫くの間、ホームレスで、車の中や地下鉄で寝泊まりしてたんだとか。
(5/13加筆。Taylor Kitsch on hockey and being homeless.←キッチュが当時について語っている動画です。)




テントの兄ちゃん
2004年にロサンゼルスに居を移すと、DieselやAbercrombie & Fitchの仕事を務めた。

その後、2006年のテレビドラマ『Godiva's』、同年の『カイルXY』(原題;Kyle XY)』(忘れもしない、第1話のテントの兄ちゃん役)、2006年全米公開の映画『デキる男のコロし方(原題;John Tucker Must Die)』、同年に全米公開の映画『スネーク・フライト(原題;Snakes on a Plane)』(飛行機のトイレでいちゃついた挙げ句、蛇にかまれるカップル役)など、脇役出演。
(コチラで『スネーク・フライト』のキッチュをチョコッと拝見できます。)

『コベナント』よりキッチュ,Toby Hemingway ,Chace Crawford(左から)
2006年全米公開の映画『コベナント 幻魔降臨(原題;The Covenant)』では準主役に大抜擢。監督のRenny Harlin(レニー・ハーリン)は、本作のDVDのコメンタリーで「テイラーは演技の経験が1回しかなかった。『スネーク・フライト』で女の子とトイレにこもる脇役ぐらいだ。そんな彼を起用するのは勇気が必要だった。だが経験はなくても演技は上手だった。(中略)主要登場人物の1人としてよくやってくれた。(中略)彼の努力に賛辞を送りたい。」と語っている。本作は全米で初登場1位を記録。





悩める高校生
そして、2006年から2011年まで続いた、テレビドラマ『Friday Night Lights』に、葛藤する高校アメフトのスター選手Tim Riggins役で出演。ティーン・チョイス・アワード2007では、「Choice TV: Breakout」に、翌2008年には「Choice TV Actor: Drama」にノミネートされた。

2008年には映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO(原題;X-Men Origins: Wolverine)』に出演契約、本作は2009年に公開。ティーン・チョイス・アワード2009ではガンビット役で「Fresh Face Male」のほか「Choice Male Hottie」にもノミネート。キッチュは本作で、一気にその名を世界に知らしめた。アメリカでは2010年公開、日本では今年3月10日に公開された『バンバン・クラブ -真実の戦場-(原題;THE BANG BANG CLUB)』では2カ月で35ポンド(約15.89キロ)体重を落とし、戦場カメラマン役を演じた。







その後はご周知の通り、今年4月13日に同日公開された『バトルシップ(原題;Battleship)』『ジョン・カーター(原題;John Carter)』で主役を熱演。待機作は、アメリカで今年の7月12日公開の、Oliver Stone(オリヴァー・ストーン)監督の映画『Savages』。2013年公開予定、『バトルシップ』のPeter Berg(ピーター・バーグ)監督作『Lone Survivor』の主役候補の一人にも挙がっている。

***

『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のガンビットにキュンとは来たものの、その後、キッチュに特段、注視はして来なかった私。というわけで『ジョン・カーター』はキッチュ目当てではなく、あくまでも純粋に予告編に興味をひかれて鑑賞した作品である。がしかし、各紙で特集されるキッチュのインタビューを読むにつけ、彼の人柄に魅了されずにはいられなくなった。中でも、心動かされたのが、2012年5月号の『装苑』のインタビュー。以下、一部を引用する。

ハリウッドスターの取材において、「装苑は75年の歴史があるの。ワーオ、それはすごいことだね」と媒体の内容にしっかり反応してくれたのはテイラー・キッチュがはじめて。(中略)「僕にとってセレブになることは重要ではない。僕をワクワクさせるのは、出演作の成功によって、夢見ていた素晴らしい人たちと仕事をする機会を得ること(以下省略)。

ガンビット
彼の誠実な人となりに、ガッチリとハートを掴まれてしまった次第。目指す俳優像として挙げたのが、Matt Damon(マット・デイモン)、Daniel Day-Lewis(ダニエル・デイ=ルイス)、Sean Penn(ショーン・ペン)というあたり、彼が、いわゆるハリウッドスターとは一線を画す存在であることが、良く分かる。その後もインタビュー記事を読むにつけ、一躍「時の人」となりながらも、常に地に足のついた発言で、人気俳優となった今も、ハリウッドとは距離を置き、テキサスの小さな町に居を構えると言うライフスタイルに、ますます応援せずにはいられなくなった次第である。