2014年7月18日金曜日

Xavier Samuel見たさに『インサイド・ミー』鑑賞。




Xavier Samuel出演作。
原題;Plush
2013年9月13日 アメリカ公開。
2014年6月27日 日本版DVD発売(DVDスルー)。


ざっくり言うと、美しいお兄さんと綺麗なお姉さんが、色々とアクロバティックにエロティックだから
「良い子のみんな、映画を見る時は部屋を暗くして近づいて、ヘッドフォンして見てね。」
というお話です。






【あらすじ】
※ストーリーではなく、時系列に沿ってネタバレします。

幼少期に父から虐待を受けたエンゾ少年(のちのゼイヴィア・サミュエル)は、美しい連続変態殺人鬼へと成長。小さい頃からの唯一の理解者であった母カミラとバディを組んで、猟奇殺人に明け暮れています。

***

10代の頃から人気ロックバンドPLUSHの狂信的ファンであった美しいエンゾ君。崇拝は、やがて歪んだ愛と化し、バンドのギタリストにして天才作曲家であるジャック(トーマス・デッカー)に近づくも、愛を拒絶されたと勝手に思い込み、逆上。クスリの過剰摂取による自殺に見せかけて殺害します。

***

PLUSHのボーカル・ヘイリー(エミリー・ブラウニング)は、理解力ありすぎの、良く出来た美しい夫カーター(キャム・ギガンデット)と結婚し、とんでもなく愛らしく美しい双子の息子に恵まれた、幸せな毎日を過ごしていましたが、最愛の弟にして最高の音楽パートナーである美しいジャックを失い、哀しみに激しく打ちひしがれます。

***

ジャック亡きあとのPLUSHの再起をかけた新曲の評判は芳しくなく、心折れるヘイリ―。ですが、美しい弟ジャックの代りにバンドに加入した美しいエンゾ君に、執拗なファンから救い出してもらったことをきっかけに、魔が差して一夜を過ごしてしまいます。美しいエンゾ君による手厚いマッサージおよび性の営みのおかげで、創作意欲を取り戻したヘイリーは、美しいエンゾ君とともに、新曲の制作およびセックスに精力的に取り組みます。

***

不評から予算を削減され、会社の資金で新曲のMVを作れなくなったPLUSHですが、ここでも美しいエンゾ君が才能を発揮。美しいエンゾ監督によるMVの出来にマネージャーも大満足です。



(Cutting Edge GroupがYouTubeにUPしたMVです。『インサイド・ミー』の米国版ツイッターアカウントでRTされていました。)

美しいエンゾ君のお蔭で、美しい弟ジャック亡きあともバンドは順風満帆と思われましたが…

***

美しいエンゾ君の母カミラは、子守としてヘイリー一家に侵入。
美しいエンゾ君も「陽気で愉快で頼もしいゲイのお兄さん」としてヘイリー一家に取り入ります。

美しいエンゾ君と何度もベッドを共にしたヘイリーとしては、いかなイマジネーションの源がエンゾ君とのセックス他もろもろだったとは言え、そして、いかな愛する夫カーターが理解力ありすぎとは言え、その事実を打ち明けられる由もありません。

度々、自宅に入り浸る美しいエンゾ君の度を越した干渉に、次第に恐怖を募らせていくヘイリー。美しいエンゾ君の過干渉に「ゲイじゃなかったら殺してる」と不信感を募らせていく、美しい夫カーター。

***

生理の遅れから、妊娠に気付いたヘイリー。美しい夫カーターはパイプカットをしているので、一般的には妊娠は望めないはず。しかし医師から、パイプカットしていても、まれに妊娠することもあると告げられ、お腹の子供は美しい夫カーターの子だと信じ込もうとします。そして美しい夫カーターに、妊娠を打ち明けるヘイリー。(でも内心は、お腹の子供のパパは美しいエンゾ君と確信しています)

***

一方。ヘイリー家の家中にベビーモニターを忍ばせていた美しいエンゾ君は妊娠の事実をベビーモニター越しに盗聴、嬉しさのあまり、真っ白なベビーベッドに恋文を添え、我先にとヘイリーに宅配便で贈ります。 

妊娠について相談したマネージャーと美しい夫カーター以外に、妊娠は誰にも公表していません。「なのに、どうして美しいエンゾ君…」と背筋の粟立つヘイリーは、美しいエンゾ君をバンドから引き離すよう、マネージャーに頼み、そして美しいエンゾ君に電話で最後通牒を突きつけます。

穏やかに聞きいれたかに見えた美しいエンゾ君ですが、そこは鬼畜。
まずは邪魔なマネージャーを殺すと、今度は母カミラの手を借りて、美しい夫カーターの酒に毒を盛ります。「ヘイリーと僕の間を邪魔する人間は、とにかく抹消なの!」。エンゾ君、「Delete」キー連打の勢いです。

酒の勢いか、毒の副作用か、にわかに凶暴化した美しい夫カーターを前に、身の危険を感じたヘイリーは、助けを求めて、隣りの夫婦宅に駆け込みます。

と出てきたのは何と言うことでしょう、美しいエンゾ君でした。

美しいエンゾ君あらため美しい鬼畜エンゾ君は、サランラップでグルグル巻という、中々にアクロバティックな手法で夫婦を殺害、夫婦の家を乗っ取ったのです。全ては、この家でヘイリーと共に新しい家庭を築くため。「ベビーモニターで隣宅の美しい双子の安全も確認できるから、安心して」と美しい鬼畜エンゾ君。流石は連続変態殺人鬼です。やることなすこと、規格外です。

逆らえば命はないと直感したヘイリーは、つわりと称してトイレに駆け込みます。とそこにはグルグル巻き夫婦の死体が!「やはり美しいエンゾ君は、美しい鬼畜エンゾ君だったのね!」と確信したヘイリーは、トイレの窓から逃げ出すと、一目散に我が家へ猛ダッシュします。

途中、毒が全身に回って道端に倒れていた美しい夫カーターを見つけると、小さな体で百万馬力、ヘイリーは大きな夫を肩に担いで、家路を急ぎます。

と目の前に、美しい双子を誘拐しようとするカミラの姿が。ヘイリーは美しい夫カーターを道端に放り出すと、カミラに猪突猛進。カミラ失神。ヘイリーは美しい双子を家に避難させます。

と今度は、ヘイリーを追ってきた美しい鬼畜エンゾ君が、道端に放り出されていた美しい夫カーターをフルボッコにしていました。「やる気スイッチ」の入ったヘイリー選手は、『エンジェル・ウォーズ』で培った戦闘力を遺憾なく発揮、美しい鬼畜エンゾ選手に猛攻撃。ぬるぬる相撲を彷彿とさせる泥まみれ試合の末、ヘイリー選手は美しい鬼畜エンゾ選手の口にホースを突っ込みます。毒を盛られ、妻に投げ出され、美しい鬼畜にボコられ、満身創痍の美しい夫カーターですが、ヘイリーの呼び声に応じ、決死の思いで、蛇口をひねります。

荒々しい水攻めの末、こと切れた美しい鬼畜エンゾ選手。その顔は、先ほどまでスッピンだったにも関わらず、なぜかゴスメイク化していました。恐るべし水の威力。

***

入院した美しい夫カーターを見舞いに来たヘイリー。できた夫カーターと言えども、全てを知った今、愛する妻の不義理を、そう簡単に忘れ去ることはできません。ですが、復縁を懇願するヘイリーを、美しい夫カーターは、優しく抱き締めるのです。やっぱり出来た人。

警察によって、美しい鬼畜エンゾ君が母カミラと起こした連続変態殺人事件は明るみに。(美しいエンゾ君が水攻めで死亡したかは定かにされず)カミラは逃亡。いつかカミラも捕まるに違いないと、ヘイリー一家は平安を手に入れた筈だったのですが…

***

じゃじゃーん!病室の外には看護師に扮装したカミラが、注射器を片手に不適な笑みで佇んでいたのでした。。

- THE END -

【何で、親の仇のように「美しい」を連呼するのか】

無論、ふざけている訳ではありません。
なぜなら、この映画の見所が、より取り見取りの「美しい男たち」に尽きるからです。
この映画で重要なのは「物語性」を一切望まなければ、とても楽しめるということ。
さもなくば、Rotten Tomatoes 29%の現実を知ることになります。
とにかく、下はチビッコちゃんから、若き神のような美青年、そして上は枯れた男の魅力を発散する男性と
より取り見取りのイケメンパラダイスに、全神経を集中してお楽しみください。

【見所その①:Xavier Samuel】

・ゼイヴィア・サミュエルの、まっちろくて、プルップルで、桃のようなオチリがむき出し。
・そしてそのオチリを、タトゥー(PLUSHの二枚看板である姉弟の姿)で支配するという、何とも贅沢なオチリの使い方。
・ゼイヴィア・サミュエルのすがるような眼差し。この人の目の演技は、いつも情感に訴えて離さない。
・世界一、への字が美しいゼイヴィア・サミュエルの口。
・SEXシーンがお上手なゼイヴィア・サミュエル。
・SEXシーンで、自分よりも相手を美しく見せるゼイヴィア・サミュエルの思いやり。
・まるで、相手の肌を指先で舐めているかのような、ゼイヴィア・サミュエルのエロ仕草。
・ただ、そこに存在するだけで、背徳。ゼイヴィア・サミュエルの背中。
・ゼイヴィア・サミュエルの黒髪、ゴスメイク、真っ赤に塗られた唇、網タイツ姿。

『インサイド・ミー』のTumblrアカウントでは、ゼイヴィア・サミュエルを始め、主演のエミリー・ブラウニング、キャム・ギガンデット、トーマス・デッカーの画像やGIFや動画を、たっぷり楽しむ事が出来ます。
その中から一つ、「良い子のみんなは見ちゃダメよゼイヴィア・サミュエル」動画が、非常にファンタジスタだったので、心ある方は(周囲の気配と視線を十二分に指差し確認しつつ)ご覧になってみて下さい。ヨダレ出ます。

【見所その②:Cam Gigandet】

・ほうれい線はチャームポイントであることを立証するキャム・ギガンデットの笑顔。
・『トワイライト』から6年、『バーレスク』から4年。大きいのにチッこい仔犬顔に渋さが加わり、その枯れた色気で「ワンコ界」のアラサーホープとなったキャム・ギガンデットの笑顔。

【注意事項】

・ご家族と同居の場合、ヘッドフォンを強く推奨します。喘ぎ声も収録されておりますので。。

最後に1枚、エミリー・ブラウニングとゼイヴィア・サミュエルの素敵なツーショットをご紹介して
本日の漫談を終了いたします。ご清聴、ありがとうございました。