2014年7月8日火曜日

Lee Paceのためだけに『ホビット 竜に奪われた王国』鑑賞。




Lee Pace出演作。
原題;The Hobbit: The Desolation of Smaug
2013年12月13日 アメリカ公開。
2014年2月28日 日本公開。
2014年7月9日 日本版Blu-ray・DVD発売。


今更UPしといて何ですが…Lee Paceファンとしてこれだけは言わせて下さい。
モチのロン、初日に参拝しに行きました。

因みに今、「しにいきました」を変換したら「死に逝きました」になりました。
おとっちゃんの邪悪な美しさを考えたら…あながち間違いとは言い切れない。。






【あらすじ】
ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり……。
(CINEMA TODAYより)


真面目な感想については、他の方々にお任せします。
とにかく、隅から隅までずずずいっと百花繚乱、美しい男どもが花盛りな訳なのです。
真面目に鑑賞しろと言われたら、それこそ拷問です。
そう、私にとっての『ホビット』は、パリコレならぬオトコレなのです。
因みにオトコレ度。前作から益々スケールアップです。

オトコレ横綱はもちろん、スランドゥイル様に。
虚栄心を引き剥がされ、恐怖と狂気に飲み込まれれば飲み込まれるほどに、美しく。
冷血で冷酷で狡猾な闇を深めれば深めるほどに妖艶に。
背筋を這うような、なまめかしい存在感は、一作目から更にグレードアップ。

トーリンに、精神的にも肉体的にも、大蛇のように絡みつくシーンの、ぬめりのある妖しさ。
脳裏に焼き付いて離れません。



腐り果てた、真の顔面が露わになった瞬間、過去の恐怖が甦り
戦慄と怯えが、ない交ぜになった表情を見せるスランドゥイル様など、もう絶品です。
そればかりか、LとRの発音だけで、既にエロス。
スランドゥイル様に「Lux Super Rich」と発音して頂きたい。それだけで飯が食えます。

関脇はキーリに。
好奇心に煌めく瞳が、オークの毒牙にやられて、徐々に光を失い、苦悶の涙に濡れ
色つやの良い肌が白蝋のように青ざめていき、あの世とこの世を彷徨う姿には
心配を超越した悶えを禁じ得ませんでした。
片時もキーリの傍を離れず、献身的に介護するフィーリの、品位漂う佇まいと男気も花マルでした。

因みにオトコレ殿堂入りのレゴラスは、アクションがシルク・ドゥ・ソレイユでした。

***

言葉にならぬほど圧倒的存在感と面妖な佇まいで、完璧な存在として君臨していた一作目から一転。
本作では弱点のある実体を持った存在として描かれています。
そのため、スランドゥイル様の能面のような皮の下から、恐怖、狂気、戦慄、虚栄心など
心の闇が透かして見えてくるのが、これまた一興でありました。

***

第三部『The Hobbit: The Battle of the Five Armies』の日本公開日。
二転三転しましたが、どうやら12月13日(土)で決定の模様ですね。

今年また、スランドゥイル様にお会いできることが嬉しい反面
次回作を持って、もうスランドゥイル様とはお会いできぬことが悲しく。。

いやいや!次回作ではどんな演技で魅了してくれるのか、楽しみにお待ちしております!